いつから勝算のない告白をしなくなったのか


25歳の実感がない。
25歳の実感がないと思い始めてから久しい。

自分が義務教育を終えているらしいことは実感している。男子高校生でもないということもなんとか飲み込んだ(たしか2年ほど前に)。しかし男子大学生ですらないということが納得できない。心底わからない。実感はおろか、おそらく理解もできていない。断固として拒否する。俺は男子大学生だ。くそ男子大学生だ。眠い時に寝て食べたいときに食べる。にもかかわらず、一身上の都合で毎日スーツを着て出社してパソコンを開いたり閉じたり、カフェラテを飲んだりラムネをなめたりチョコを啄んだりなどしている。混乱する。??????

 

しかもそんな生活をもう2年半も続けているとのことだから驚きである。
この夏は海にも行かなければフェフにも行かなかった。BBQもしないし川遊びもしなかった。打ち上げ花火もいかなかったし、無論プールにも行っていない。この夏はというか、ここ数年だいたいそうだ。かき氷を食べたりホラー映画を見たりばかりしている。

慣れてきた。オレンジレンジやWANIMAによると刺激が足りなくなってきた。ありていにいうと飽きてきた。生活に。このままかき氷を食べたりホラー映画を見たりしたままあっという間に死ぬのだろう。・・・死ぬのだろうか?

女子高生はプリクラをとることで、青春のようなものを必死で切り取ろうとしている。一瞬でも取りこぼさなず、後世に残そうとしている。25歳のくそ男子大学生会社員も、余生の灰汁のようなものをかき集めることとする。

 

人生で何度目かのブログを書くことにした。
とはいえおそらく次の記事はもうしばらくは出ないと思われる。
大人になってしまった25歳男子高校生は、定期的な更新といった高い目標を掲げる気概を失い、常に日和って保険をかけるようになった。(大人はそれをリスクマネジメントとか期待値管理などという表現で覆い隠すことも得意である。)

そして今後の人生でもう二度と、一か八かの告白をすることもないだろう。

 

早くまた中南米で命の危険に晒されたい。